需要期における宅配クリーニングの売上

3月も残すところあと4日。当社は日曜日が定休のため3営業日となりました。

 

 

年度末と消費税増税前の駆け込み需要などの影響で大忙しの業界もあるようですが、宅配クリーニング、少なくとも当社にはほとんど関係ないようです。駆け込み需要がいいのか悪いのかはまた別問題ですが。

 

 

駆け込み需要には無縁ですが、それとは別に、ここのところの暖かさで需要が高まってきているようです。宅配クリーニング業界の場合、景気より陽気に大きく左右される傾向にあります。

 

 

春先になると宅配クリーニングの売上がなぜ上がるかと言うと、理由は単純です。客単価と客数とも増えるからです。

 

 

たとえば、1回のご利用金額が平均千円のお客様を1日20件訪問すれば、売上は1日2万円です。

 

 

これが、ご利用金額の平均が2千円になれば、同じ20件でも売上は4万円になります。それが30件に増えれば6万円ということになりますね。

 

 

冬場は手放せなかったコートなどの冬物衣料や、ふだんは出さない布団、毛布などが春になると宅配クリーニング市場に出回ってきます。また、そういうものを宅配クリーニングに出したいという人も増える時期なのです。

 

 

よく言われるように、客単価・客数のどちら一方だけが2倍になった場合は売上も2倍ですが、客単価・客数の両方とも2倍になると、売上は4倍にもなります。

 

 

これが春先に宅配クリーニングの売上が上がる要因ですが、問題はその需要を自社がどう取り込むかということにかかっています。