消費増税からの半年間の宅配クリーニングの動向

ご存知のように今年4月1日から消費税が5%から8%になりました。良し悪しは別にして、ようやく8%にも慣れてきたかなという感じです。

 

 

10月で増税から7か月になりますが、この4月~9月の増税後半年間の宅配クリーニング(あくまでも当社の場合です)の動向はどうなっているでしょうか。

 

 

まず、その前に3月の増税前の駆け込み需要ですが、高額品や日常品でもまとめ買えできるものに集中しました。その分、4月以降の影響もあったわけです。

 

 

逆に、飲食業やサービス業はそもそも買いだめやまとめ買いができませんので、駆け込み需要もほとんどありません。

 

 

冷凍ピザは増税前の3月に1年分買いだめも可能ですが、増税前にと宅配ピザを10枚も20枚も注文することはありません。ビールも10ダース買いだめはできますが、飲み屋さんで飲みだめはできません。

 

 

美容室やマッサージ治療なども増税前の3月中に何度もというわけにはいきません。せめて、4月に行く予定を3月中にと1~2回利用がスライドする程度です。

 

 

よって、小売業に比べて飲食やサービス業のほうが、駆け込みが需要がない分、3月もさほど上がらなかったけど、4月以降もそれほど落ち込まないという傾向のようでした。

 

 

では、クリーニングはどうかというと、ちょうどその中間になるかもしれません。

 

 

まとめて3月中にクリーニングを出すことはできます。ただ、着ていないものや汚れていないものなど必要のないものまで出さないので、4月の需要が3月末に前倒しになり、駆け込み需要的なものはありましたが、その反動も半年先までは影響しないというところでしょうか。

 

 

当社に至っても、4月・5月は消費税5%のときの前年同月より7%くらい落ち込みましたが、6月以降は持ち直して、逆に9月からは前年を上回るまでに回復しています。

 

 

来年、予定どおり10%に再増税されるのか否か微妙なところのようですが、果たしてどうなりますことか。